壁紙(クロス)職人のこだわり?
今回は、壁紙職人施工の速さについて記事にしてみました。
何年間もこの業界で仕事をしていると、いろんなクロス職人さんと知り合います。
間取りの作りや現場条件によって、手間が掛かったりします。
なので一概に言えないところもありますが、職人によってスピードの違いがあるのも事実ですね……。
50坪の2階建住宅現場を、一人で5日で終わってきた……とか
一人で100m貼ったので、16時で帰ってきた……とか
一日で、パテ処理(下地調整)込み100m貼ってきた……とか
聞いてもないのに、報告してくる職人がいます。
1日って何時間ですか?
と聞きたくなるのですが……
「速いですね~」と言われたく……
本人は優越感にしたってる訳です。
確かに、施工の速さ=1日当たりの単価が上がります。
しかしそれだけでは、長く続かない様な気がします。
毎日残業では、いつか身体を悪くします。
上手くて速い職人を知っています。
彼は、40代です。(手間請・人工専門) 印象は、周りに左右されないし、威張り散らさない。
コミュニケーションをとらず、寡黙に作業をこなします。
道具類は至って凄くシンプル(必要最低限)です。
無人現場の作業時間は、7時~17時迄! 残業はしません。(9時間位)
昼休み以外休憩しません(集中力が凄い)。(水分補給程度)
一人で壁紙(クロス)460mの2階建現場を、10時にはパテ2回仕上げを完了し、全3日間で完了します。 バタバタと荒い作業はしません。仕上がりはもちろんきれいです。
床施工も床職人(床専門)より速く、カーテン取付や多能工で、何をやっても速くて、仕上がりがきれいなのです。
みんな口をそろえて……
「同じ人間とは思えない? 」と言います。
同業者間では「怪物」名で知られています(笑)
本人に失礼ではと思いますが……。
最近の話で‥某店舗現場で速すぎるとクレームがきたそうです。実際は検査ノンクレームでしたとの事。(汗)
段取りの大切さ……!
段取りの良さ、無駄な動作を極限まで突き詰めた結果だと、私は思います。
お客様は速さを求めていません。
速さは気にせず!
急ぐと失敗します。
工期内で、クレームの無い仕事で、完了させることが大事だと思います。
手間がかかる時は、分かりやすく説明をし、工期を伸ばして貰います。
凄い職人は、糊やパテにもこだわりがあり、次回の張替え時まで考えた仕事をします。
丁寧な説明をする(知識が豊富)ことで、その現場で必要資材と、手間を加えます。
しかし、段取りが良く結果として速いのです。
日々勉強と申しますが……
行動に疑問を持ち、より良い改善をする、柔軟な職人でありたいですね。
全ては、お客様の「あいがとう!」が聞きたくて……。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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