登米市東和町の施工現場で思う。きれいな地ベラとは?
大手リホーム会社様の依頼にて、壁紙(クロス)工事をしてきました。
建物は築100年以上で、何度かのリホームをしてきたそうです。
古民家(再生)リノベーションとか良く耳にしますが、日本家屋ならではの梁を活かした、味わいのある空間が魅力ですね。
今回は、施主様が住みながらのリホームなので、間取りで区分けて仕上げます。
既存より天井を高くした為、梁がありますが……
お客様希望により、梁を表さず壁紙を貼ります。
天気が悪く、外は足場幕で部屋の中は日中でも暗いです。
作業灯なしでは施工できません。
さて、今回は壁紙をきれいにカットする為の道具、地ベラについて思うことです。
地ベラは0.5mmから2.0mmの厚みがあり、枠廻りなどにそって、カッターで余分を切ります(職人は、キワのカットや切り足または、チリギワと言います)。
きれいな仕上がりにはキワ足(チリ)が重要です!
職人の「こだわり」により使用地ベラの厚みが違います。
大まかですが、 1mm以下を薄ベラ、以上を厚ベラと言ってます。
薄ベラ仕様で、隙間はコークボンドで
埋めるときれい……とか
隙間があるので厚ベラの方がきれい……とか
コークボンドはできる限り使わない
方法で厚ベラ……とか
ハウスメーカー指定なので
キワは薄ベラのコークボンド仕上……
と様々です。
全部が正解だと思います。
私は、基本薄ベラ(0.6mm)使用ですが、現場や材料で使い分けています。
なので全種類用意してます。
廻り縁の油分で後から膨らむ、厚ベラだと波打って見える。
切り足、チリ(厚み)が汚い。
当現場は、鋭いツノベラで「くせ」をつけても、枠の油分が強くて跳ね返りがある為、薄ベラで仕上げました。
自己流梁の納め方
梁の施工は、巻き込み長さ+切り足長さの位置に、レザーで真っ直ぐに納めます。
私は材質で、原液タイプも使用しますが、攪拌タイプの糊は必ず、各社規定の水量か少な目です。
絶対ではありませんが、この様に放置しても落ちてきません……
粘着力が良い証拠ですね。
特にカールが強い材質は原液タイプの糊や捨てのりをします。
入墨(入り角)の納め方??
クロスの取り合いの入墨は基本、巻き込まずカットします。
薄ベラにて表コークボンド使用です。
色違いは(ポイント、アクセントなど)??
基本クリアー色にて表コークボンドです。
しかし、クリアー色はテカリがある為、材料の色によっては内コークのみ。
クリアー色が重宝しますね。
天井以外柄物でした……
暗くて、作業灯が材質に反射して、見えにくい。
投光器を何度も角度調整……柄合わせに苦労しました(汗)
全ては、お客様に喜んで頂きたい願いで、日々頑張りましょう!
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